江名
bouzu to kumo
本に折らずに挟めるA6サイズの紙に、
緑のインクで出会ってすぐの頃のまんがが載っていました。
(店舗印刷ではなさそうだけど…どうかなぁ)
背の高い草が生い茂った道のない場所を歩いている2人、
「こんな所を行くのか」と問う坊主に、
『この先においしい木の実たくさんなってる!』と答える蜘蛛。
坊主を喜ばせてあげたいのでしょう、
蜘蛛は笑顔で『ついてきて!』と先を歩いて道案内します。
でも坊主は、妖怪のガキと二人旅なんざご免だぜ!と、
悪く思うなよ…と思いながら、そろ~~っと立ち去ろうと…
すると、『ひゃー―!!』という蜘蛛の叫び声と一緒に、
ズザザザザザザ、ドーーーン!!と大きな音が☆
坊主が心配して急いで駆けつけると、
おっきな穴に落ちちゃってちょっと怪我をした様子の蜘蛛。
それでも『ゴメンネ』と言いながら、
ちゃんと木の実をいっぱいとってきてくれます。
蜘蛛になんかあったら…!と、
息を上げるほどすっごく心配しちゃった坊主。
こうやって、坊主は徐々にほだされて、
蜘蛛がかけがえのない存在になっていったみたいですよ。
可愛らしいエピソードでした(*´ω`*)