雀影
hatsukoi no kamisama
コミコミさんの特典小冊子って、とっても豪華というか、ありがたい。
文庫の特典にもかかわらず、文庫の本体の2倍のサイズ、A4用紙3枚を二つ折り、1枚はカラー印刷の表紙、中の2枚7ページ分がショートストーリー。
余白がたっぷり目にとってあるので、テキスト分量的には1枚物のSSペーパーとそれほど変わらないかもしれないが、読みやすさが全然違う。
内容はエリオ視点で本編後、環が初めてエリオのアパートに訪ねてきて…。
ガチガチに固まったまま食事を済ませた環が、食後、薄いサワーをほんのり酔いながら、持ってきたアルバムをエリオに見せます。
それは、神社の境内を借りて行った結婚式で圭吾が撮った写真で、エリオはその中の環を写した写真に環と共にある神を感じて、環への愛を更に深めるのでした。
本編後のお話になっています。
本編で、エリオの家に遊びに行ってみたい・・・と言っていた環。
そして初めてエリオの家に招かれる事になった環。
でも、本編の後半で明らかになったように、エリオはとりわけ環に対して後ろめたさやかわいらしい劣等感があり、番外編でも割とそのあたりがクローズアップされています。エリオの当初のイメージとのギャップが、個人的には結構萌えツボです。しかも、今、エリオは珠美の影響もあって聖職者としての道を究めようと、勉強も始めたとの事なので(本編ではいわゆる結婚式場用の偽牧師様だったので)、将来的には、崇高な牧師様が、神々しい神主様である環に対しての欲情だけはどうにもこうにも抑えられない・・・というようなこれまた萌えそうな展開になってくれるんじゃないかと勝手に期待しています。