ココナッツ
dance
出版社特製SSペーパーです。
本編後イギリス特区へ亡命したふたり。
そこで二年ほど、一ヶ瀬のせいで薬漬けになっていた怜(受け)の治療をし、その後海沿いの家を購入しふたりで修繕しながら暮らしています。
その辺りは本編に収録されたSSにも書かれているのですが、このペーパーはそのSSで少し触れられていたダンスについてのお話です。
家の修繕のため天井を黙々と塗っていたふたりが、ラジオから流れる曲に合わせて踊り始めるというもの。
なんといっても、今まで人間的な暮らしをせずに生きてきた怜ですので、こんなことは初体験。
イツキ(攻め)が与えてくれるもの全てが新鮮で幸せでという、怜の心情が書かれています。
これからもたくさんの経験をして過去を取り戻していくんだろうなという、明るいお話でした。