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hatsukoi no shoshoujo
表紙込みでは12ページですが、ノベルは7ページです。
秋人が主人公のショートストーリーです。
高校時代、放課後の教室に、プリントをする久我と二人きりで残っています。窓の外を眺めて、「あの娘、可愛い」と呟く久我に胸を痛めるという過去を思い出します。
そして現在。秋人の手作りクッキーを食べて、甘すぎて「耳鳴りがする」という久我に、本当に耳鳴りなのか、幻聴がまだ治っていないのではと不安になる秋人。未だに気にしている秋人に、久我は笑みを浮かべて…という話です。
秋人の前で「あの娘、可愛い」発言を酷なことをしたと謝るだけでなく、秋人の傷ついた顔がいじらしくて可愛い、とSっ気を発揮する久我が面白かったです。