茶鬼
kake wa Russia de
『賭けはロシア』での初回特典として入っていたSSは二段組み3面+1段の
【龍の宿敵、ロシアの驚愕】と題された眞鍋組サイドの番外編。
本編中ではシャチがその見事な尾行術で他のメンバーが脱落していく中ぴったりと藤堂をマークしておりましたが、途中で帰国することとなります。
このSSはサメが清和はじめ片腕と頭脳に藤堂の様子を報告するお話ですが・・・
清和が一番気にしているのは、藤堂がイジオットボスの息子ウラジーミルの元に潜伏している事で、ロシアンマフィアを連れて日本にやってくるのでは?というそういった繋がりを恐れ懸念しているのです。
しかし、優秀な眞鍋の機動部隊が犠牲を払いながら清和に上げた報告は~
藤堂がロシアで食べた日本料理というべきか、寿司の話に限る!
本編中でもヘキエキしていたそのとんでもないセンスの料理の数々。
一番、ないわーというのがチョコレート寿司。
オネェ言葉でただひたすら(多分清和の怒りのけん制のためだろうw)藤堂が食べたという寿司の話と、あげく蛇酒で藤堂が倒れたという話を持ち出すのです。
しかし、最後に伝えた藤堂の状況は・・・毎日ピアノを弾いているという事・・・
一見、トンデモないお笑いネタのような報告話なんだけど
そこまで潜入して日々の情報が得られるって、すごい捜査能力では?
そして、トンチンカンな報告のようでいてそれが藤堂の日常であったりする食べものの話しか出て来ないということは・・・不穏な動きはしていないということでは?
ひょっとしてそんな奥深いモノがこのお笑いネタのような話にはあるのではないだろうか?
と、ついシリアスに解釈もしてしまったのだが
でも愉快な話として単純に楽しめるのでもありました。