江名
follower ni arazu
「プラチナ文庫」の6月新刊を除く既刊作品を1冊アニメイトで購入するごとに、
書き下ろし番外編ペーパー1枚がもらえるというフェアのものです。
この、椹野道流さんの『従者にあらず』のペーパーか、
栗城偲さんの『可愛くて、どうしよう?』か、どちらかを選べます。
ちなみに「カンナコミックス」の方は、
『兄の忠告』と『ひとつ屋根の下のケダモノ』のペーパーのどちらかです。
※ CannaのHPに詳しく載っています。
『従者にあらず』大好きだったので、このペーパーすご~く嬉しいです♪
内容☆
いつものように夜の食事を一緒にとるその時に、
魔法使いのロテールは、近々、薬の材料を調達するために山に入ると言い出します。
口にパンを頬張りながらモゴモゴしゃべるロテールが可愛い♪
話を聞くと、
崖を降りながら石壁花と呼ばれる苔を採りに行くとのこと。
身体能力にちょっと問題ありで、
大鍋すら持ち上げられないロテールが、命綱を付けて崖を降りて苔を採取…
考えただけで、恋人のホルガーは心配。
でも、
ロテールはプライドが高くて負けず嫌い、それをよく知っているホルガーは、
「あんたには無理だ」なんて頭ごなしに言ったりしません。
自分が代わりにロテールの指示に従って苔を採ってくる、
危ないことは自分がやる、心配だからと、そう従者のような働きを買って出るのです。
するとロテールが、
ホルガーが代わりに崖を降りると、ホルガーの身を案じて今度はわたしが心配だ、
わたしもお前を想っているんだからと言い出して、膨れっ面に。
ああもう、ラブラブだなぁw
それでホルガーは、
上手に自分の気持ちを言い直し、最後には「…俺を喜ばせてくれねえか?」
そう言って、ロテールの機嫌を直しつつも危ない崖降りの役目を自分ものに。
(ここのセリフ全体がきゅんポイント!! 本当は全部書いちゃいたいけど自粛します)
うまいなぁ~
買って出る仕事はまるで従者のようだけど、
恋人のロテールの気持ちを大事にしつつ、ちゃ~んとホルガーが主導権を握ってる。
そんなホルガーが、
そして、そうしたくなるほど危なっかしく可愛いロテールが、とても好き。
また、このふたりのお話が読めるといいな。