marun
deredere bl shousasshi
ダリアフェアの2種類の小冊子の一つの「でれでれBL」は
高月まつりさん「オオカミは恋を語る」若月京子さん「愛しの彼は編集者様」
弓月あやさん「眠りの森の、いばら姫」の番外編で小冊子のタイトル通りに
でれでれに甘い3本が収録されています。
1番でれでれ具合が大きい番外編は「オオカミは恋を語る」でしょうか。
攻め視点で夜になるとオオカミになってしまう英司が仕事よりも何よりも
修生のことが可愛くて仕方ないという思いがあふれている番外編でした。
二人が出会った1年目の記念に旅行でもしようという内容でこれからも色々な
二人だけの記念を築き上げていくのだろうと思えるお話です。
「愛しの彼は編集者様」は受けの猛虎視点で編集者として忙しくしている中丸が
ヘロヘロになって帰ってきた時の出来事で夢の中でも返事をするくらいラブラブです。
眠りの森の、いばら姫は元スリを生業にしていた楓と貴族の四条との身分差ラブ。
夜中に目を覚ました楓は、いつも隣に眠っているはずの四条の姿が見えなくて
外では風が窓を揺らして、その風の音で昔を思い出し心細く無性に寂しくなり、
暗闇で一人ベッドで膝を丸めて四条を呼び続ける。
そこへ一杯飲みたくて出かけていた四条が戻り、いつもは勝気でツンツンしている楓が
心細そうに思いっきり素直に寂しいと甘えてきたことで舞い上がるほど甘い一夜を。
しかし、目覚めれば昨夜のあれは夢だったのかと思うくらい楓はいつも通りで
うたかたの夢だったのかという番外編です。
どっぷり甘い番外編ですが個人的にはとても良かったですよ。