むぼち
peter ni kuchiduke wo
ペーパーというよりも、絵画といったほうが相応しい、高水準のミナヅキアキラ先生描き下ろしペーパーです。
CDを聴く趣味がないため、ミナヅキ先生のイラストとペーパーのためだけに買うべきか否か、決めかねていましたが、jガーデンで先生にお会いした感激の勢いで、会場に出展していたコミコミさんで入手しました。
一目見た瞬間に、迷っていた自分の愚かさを思い知りました。
作品中の一場面と思われる、窓際で向き合って佇むジュンとMの二人が、窓の外から描かれている、凝った構図です。
俯くMを見つめるジュンの視線が大変色っぽくて、まず目を惹かれました。
窓枠や、室内の様子、二人の服装もクラシックで重厚、かつ周囲を飾る薔薇などの花も華麗な、大変密度の高い一枚絵は、私の抱いていたペーパーのイメージを軽く超えています。
「世界観を思い浮かべる一助になれば幸いです」とのミナヅキ先生のコメントからもうかがえるように、人の作品をよりよくするために、ご自分の作品以上に気を遣い、細心の注意を払って描かれたのでしょう。
厚さも普通のペーパーの三倍くらいある、この豪華ペーパーのためにも、今後発売予定の、続編CDも必ず買おうと決めました。