kirara
tokisanchi ga mata taihen
『極・嫁-百花繚乱-』の番外編小冊子です。
こう言ってはなんですが、日向さん作品はこういう小冊子やペーパーのために読んでる気になることさえあるくらい、(場合によっては本編以上に)毎回ホントに面白いっす。
磐田会の定例会議で、朱鷺が『佐原が寝かせてくれなくて・・・』、そして側近の本間は『佐原さんが可愛くて・・・』と言うのに、メンバーは騒然。
本編のカジノのシーンで、朱鷺組の舎弟が佐原を指して『天才雀士』と自慢したことで、その噂を聞き付けた関東連合の長老たちの麻雀大会に招かれた佐原でしたが、現れた佐原を見た親分たちが騒ぎ出します。
実は、佐原は(本編でも触れられていましたが)大学時代の学費・生活費を雀荘で稼いでいたらしいんですが、その時のスポンサー(という名のカモ)がこの親分たちだったと。
そんな親分連をも見事に手玉に取っていた佐原でしたが、朱鷺も伝説級に麻雀が強かったというのを聞いて『帰って勝負だ!』と・・・
↑の朱鷺と本間の台詞は、佐原が(どうしても朱鷺に勝てず)ムキになって徹夜麻雀で『寝られない』『ムキになる姿が可愛い』ってことだったんですね。
本編は、正直期待ほどじゃなかったな~という感じでしたが、こちらはとても面白かったです。
コミコミスタジオオリジナル小冊子、本編の事件後の騒動が落ち着きを見せた後の話で
連合の長老様たちの慰労会をどうするのかと言うある意味ほのぼのした議題の最中
朱鷺が寝不足で寝落ちしてしまうことから始まるのです。
この理由が朱鷺が実は麻雀が佐原よりも強かったと言う負け知らずの過去の伝説に
佐原が負けん気の強さを発揮して朱鷺相手に毎日徹夜で麻雀を挑んでいるのです。
でも本編でもちらりと出てきますが賭け事勝負の最中に朱鷺がいると佐原は何故か
負けてしまうのですが、今回もそのパターンで何度挑んでも佐原が負ける。
本人無自覚で愛するものを前にすると賭け事に意識がいかないのかもと微笑ましい。
佐原がまたしても周りを巻き込んで(主に朱鷺と組員)徹夜麻雀を日々繰り返し
朱鷺が目の下にクマをつけながらも可愛い嫁のためにお相手している話です。