Krovopizza
martini de jouzetsu na yoru
遠野先生書き下ろしの、ドラマCD特典小冊子。
(初回特典のミニドラマCDは、この小冊子を音声化したものです)
語り手は庭師。
英国旅行を機により親密な仲となった二人。
『あの素晴らしい庭を愛している』
『あんたと一緒に、一生大切にしていく』
そう告げたときの茅島氏の顔を思い出す庭師・・・
問題は山積みだが、
茅島氏を愛し、より深く理解していきたいという
庭師の真摯な想いが、モノローグからも茅島氏への態度からも
伝わってきて、静かな感動があります。
ある夜、茅島氏が飲んでいるバーを不意打ちで訪れる庭師。
茅島氏は、庭師が会いに来てくれたことが嬉しいのか、
いつになく饒舌。
マティーニを片手に、ポツポツ昔語りを始め…という話。
父母の葬儀の後。
庭を歩いていたら、偶然そこに仕事する庭師がいた。
目と目を合わせ、会釈した数秒間。
その短い時間が、両親の死を受け止めきれなかった茅島氏にとって大きな救いであり、
恋の始まりだったこと。
そんな色んな想いを、
「泣けたんだ、あのとき。ようやく。はじめて」
とだけ伝える茅島氏がいじらしくて…
何だかこっちも泣けてきてしまいます・゜・(ノД`)・゜・
庭師は、茅島氏が自分を好きになったきっかけを
このとき初めて聞かされる。
考えてみれば、そういう説明一切なしで
突然アパートに押しかけ&告白してきた茅島氏を
受け入れ、すっかり愛してしまったのだから
茅島氏の、純粋さ故のアグレッシブさ、可愛さは本当に無敵ですねv
エロはないけど(最後にやや濃厚なキスあり)
バーでいちゃつく二人が可愛くて甘くて
読めてよかった~と思える特典小冊子でした。
特典ミニドラマCDも、
キャストの細やかな演技が聴き応えありでした♪