snowblack
teenage blue
……と、読み終わって叫んでしまいました。
新作の「teenage blue」と、月村先生の代表作とも言える「秋霖高校第二寮」シリーズの
コラボペーパー。
月村先生の新作も楽しみではあるけれど、
むしろこのコラボペーパーに釣られて購入したようなもの。
ある日、秋霖組の受け・奥村聡が、ファストフード店で
恋人の高校生作家・波多野帝(すぐる)を待ちながら彼のゲラをチェックをしていると、
隣りで甘い世界を繰り広げている高校生男子二人。
こちらが、新作組の「先輩」と「凛ちゃん」。
やがて波多野が来て、校正も終わり店を出る帰り道での会話。
さっき目にした二人は、♂×♂の恋人同士かなぁ〜っと気になる聡が話をしてみても、
何も見ていなかった様子の波多野。
その言い草たるや!
「おまえと一緒にいるのに、なんで関係ない奴らなんか見てなきゃならないんだよ」
その後は、相変わらずの漫才みたいなトークを繰り広げているのだけれど
もう!もう!
聡が好きで好きでたまらない、波多野の俺様ラブっぷりが短い間に発揮されていて
可愛い!と叫んでしまうのでした〜。
短いけれど、本編が(って秋霖のです)好きだった方は嬉しい一枚です。
『teenage blue』と『秋霖高校学生寮』がコラボした番外短編。
同じ高校生カプでもそれぞれの特徴が出ていて対比になって面白い。
方やデロ甘のベタベタ美形カプ(teenage)、方やツンデレの意地っ張りカプ(秋霖高校)
だけど、それぞれのそれなりの愛情表現の形があるのだと見せてくれています。
視点は秋霖高校の聡です。
波多野のゲラのチェックをファストフード店でやっていると、隣のテーブルで先輩後輩らしい二人が楽しそうに談笑しています。(これが梶と凜太です)
しかもやけに甘くベタベタと見ていて恥ずかしくなるような(笑)
その様子や有り様からひょっとして・・・自分たちだけではない同性の恋人同士なのだろうか?といたたまれなくて目を伏せたところ波多野がやってきます。
「校正終わったか」なんとも不遜で傲慢なモノ言いw
「コザルの分際で生意気言ってんじゃねぇ」
片方のテーブルでは先輩が後輩にミルクを入れてあげていたり、パイをあ~んしていたりしたのにw波多野は「ミルク忘れたから取ってこい」ですもんね(汗)
校正を終えて店を出て隣の席の仲の良い先輩後輩カプの話しをふると、波多野は全く感心なさそう。
しかし!
「お前といるのに何で関係ない奴らなんか見なきゃいけないんだ」
おずおずと手を握る聡に「お前って俺の事が大好きだよな」
超俺様で傲慢でツンだけど、しっかり愛情が伝わってくる。
解りやすい甘いカプもいいけれど、そんな波多野だからこその、時々言葉の端に見える愛情がとても大事にみえるのでした。
むしろそっちのほうが甘い?
甘さの表現も色々。
対象的な二組のカプを登場させて、なかなかに興味深いショートとなっていました。
ひょっとしてファンサービスも兼ねながら秋霖の宣伝も兼ねてるかな?(笑)