marun
koushakusama no propose
新人なのに豊原商事からカルロの会社に本編での約束通り行く事になった蒼一。
余りに立派な会社にただでさえ自分に自信がないのに、本当に入ることになり、
ここで本当にやっていけるのかとネガティブになりがちな蒼一。
イタリア語もまだ不慣れで、秘書課に配属され、周りにも異質な視線で
見られるのですが、それが次第にあからさまな無視や嫌がらせに発展し、
蒼一はカルロの会社でイジメにあってしまう。
しかし、初めは胃痛が起きる程落ち込んでいたが、次第に理不尽さに
怒りがこみ上げ、カルロには自分で言いたいと助けを拒絶。
そしてカルロの秘書の一人で唯一蒼一の味方であるコッポラの機転で、
自分を無視していた秘書課の人間の視線を集めた事で自分の思いを告げる。
もっともその原動力は自分が無視された事では無くてカルロが愛人の自分を
私欲で会社に入れていると言われた事での怒りなんです。
それだけでも払拭したいと言う思いからの行動。
しかし味方に付いたコッポラの過剰な煽り応援のせいで、蒼一は皆の
仕事ぶりをチェックする立場で、更に忍者の末裔であり柔道も凄まじく強く
秘書課の人間に忍者認定されて受け入れられる事態になります。
そしていじめの張本人で、悪意の噂を流し、蒼一を自分の愛人にしようとした
アントンは蒼一が文句を言う前に密かにカルロに排除されている。
自分自身はお荷物になりかねないと自己評価が相変わらず低い蒼一なのですが、
実は、会社内の重役たちには密かに感謝されている。
それはカルロの機嫌が良くなり仕事がやりやすくなったこと。
何処までもワンマンで神のようなカルロだけど、それを支えているのが
蒼一なのよね、という番外編。