茶鬼
shitateya no koi
フランスの商工会議所が開催するガラパーティーに三木汽船の社長に誘われて参加した清見。
待ち合わせ相手はまだ来ず、手持無沙汰にしているとフランス人の男性に声を掛けられた。
相手が同じ「美」を仕事にする仕事で話しが盛り上がってくると、気が付くとフランス人に囲まれている清見。
そこへやってきたのは恭介だった。
昨晩逢ったばかりなのに、今夜は父親のはずなのに?
清見が心配で、秘書に頼んで父親に無理矢理違う予定を入れさせたと(笑)
こうした公式の場所で堂々と二人で並んで座ることができないだけに、嬉しい清見なのだが、その彼が自分の作ったスーツを身につけて堂々としている姿を見て喜びを感じるのでした。
つかの間の逢瀬の恋人は真剣にいつか二人で暮らせるように、真剣に考えていてくれる。
そんな幸せを感じる一夜のシーンでした。
ここでも清見は親のような愛情を見せているのですが、その影に自分のスーツに対する自信も垣間見えるような。
そして、恭介は着実にその清見のスーツに見合う本物の男に成長していっていると予感させるものでもありました。