marun
ookamitsuki to yoru no teiou
本編後御門と暮らしながら霊媒の仕事をしているような流れの番外編でした。
仕事終わりにあの青の部屋で眠りにつきながらも一族本家で囚われた夢で飛び起きる。
そして、探すのは愛する御門の姿なのですよ。
銀を伴い御門の元へ、御門の姿を見た事でやっと安心する事が出来る煌。
現実が余りにも幸せすぎて、夢のような日々だと感じる煌なのです。
だから悪夢にうなされてしまう方が現実みたいな不安に感じてしまう。
そして夢だと思える御門との時間が本物だと、幸せすぎるから夢と現実が逆転している
そんな風に思えるくらいの煌の幸せな日々と言うショート。
やはり、一族を根本から一掃出来るような、そして煌と銀コンビの活躍する姿を
是非続編で読んでみたいと思わせるのです。
大好きな本編のその後のお話です。
本編で、邪魔者を排除して、やっと安心して過ごせるようになった二人。
煌はふと気づくと、杖をつく老人に「まだお前を諦めていない」と言われます。また、あの辛い日々が始まるのかと、恐れおののいた途端に目が覚めます。
どちらが夢なのか分からなくて、焦る煌。すぐに御門に会いに行って、こっちが現実だと安心している様子に、最愛の人と出会えた煌の幸せが伝わってくるようで、キュンとなります。
そんな素直な煌に、嬉しそうな御門も良かったです。
今まで苦労した分、幸せになっている現実の煌の様子に、胸が温かくなります。