茶鬼
byakuya ni aoi hana
本編のエンディングが、3年後。
スタボリアの大臣として外交使節に参加して3年ぶりの海翔との再会を果たしたシーンで終わっておりましたが、番外はその続き。
ぎっしりと過密にスケジュールを入れて精力的に動きまわるイリヤでしたが、さすがに三日後貧血で倒れてしまう。
外務省からの見舞を持って訪れる海翔に、イリヤは強気の口調で会話する。
しかも、来日前に毒を盛られた暗殺未遂があったとケロリとして言うイリヤ。
それでも自由の国を満喫できる、海翔と逢える喜びのほうが大きいようで。
本編中でもロシア人の美と若さの秘訣はセックスだと、月に64回のセックスなどと言っていたイリヤですから、もう海翔不足で、過労もなんのその、そっちも精力的なのです。
これからの二人の未来に、たとえ困難があっても二人なら乗り越えられる。
他からも恐れられる魔性の政治家と言われるイリヤが心を許せるのは自分だけという、優越感と恋人としての満足感を海翔は感じているに違いない、
そんな甘さの番外でした。
作中にイリヤが相撲の事を「ほぼ全裸の男がくんずほぐれつするデブ専格闘技」
歌舞伎の事を「芸者風衣装をつけた男だけの演劇」と言う。
この表現が、実に外国人の初めて見る日本の文化伝統に対する一般的な比喩であることは間違いないので、思わずクスっと笑いがこみ上げてきましたw
凄いですね、ハニートラップを仕掛けるような身体をエサにして来た過去が
まるっきり嘘のように今では一国の大臣になっているイリア。
本編で3年ぶりに再会して、女王様然とした態度で桐原を迎えに来たなんて言って、
熱く抱き合った翌日以降からの日本でのハードなスケジュールのシュート。
相撲を表現したイリアの言葉がツボにハマったりしたのですが、ハードな日程で
イリアが過労でダウンして、予定を変更してホテルで休んでいるところへ
桐原が見舞いにいくのですが、イリアは桐原を補給すれば回復すると駄々をこねる
可愛い大臣になっている内容の番外編でした。