茶鬼
tatoe rakuen ga nakutemo
本編後、聖の元へ戻ってきたカイとの甘い生活の一場面。
作中、オムライスが好きという描写がありましたが、聖はカイの為にオムライスを作ります。
そこにケチャップで描いた模様はハートのマーク。
カイにそれはなに?と聞かれると、ほんとうは好きな相手に愛を伝える為の奇跡の形、というところを濁して仲良しと言ってしまう。
でもカイは聡くて「好きって意味か」と理解しているようだ。
しかし、オムライスも好きだが聖のほうが欲しいというカイ。
二人の時間は愛し愛されて、「好き」を共有する時間なのです。
とても静かな甘さが流れる短編でした。
カイにはもうすでに奇跡が起きているから、それがずっと続けばいいなと、かすかに思うのでした。