拓海
shinou no kiniki
大好きな本編の、番外編です。ナーガ像とシンハの、ホノボノとするやり取りが書かれています。
最近のシンハの悩みは、ナーガのうるさいほどのお喋りです。
シンハが通りかかると、五つ首のナーガがそれぞれに話しかけるのです。内容は、挨拶などの礼儀正しいものから、背中をかいてくれという無礼なものもあって笑えます。あろうことか舌打ちまで(笑)それに反応するシンハもおかしいし。
実は、ナーガと喋れる人間はシンハが初めてで。だから、嬉しくて話しかけちゃうんですね。
そんな苦情を、ナーガの元締めであるナガに訴えるシンハ。
だけど、そんなにイヤそうにも見えなくて。
結局、ナーガが背中をかけるように、孫の手が供物に加わるようになったという、心がホッコリするようなエピソードです。