Krovopizza
ichigo no yume
一期之梦
出版社描き下ろしペーパーのこちらは、
4コマ漫画とメッセージと、宗次郎のイラストカット。
(有隣堂ペーパーの方は、利助のカットでした。
メッセージの文面はどちらも同じ)
4コマ漫画は、「むじな」について。
※ムジナとは、アナグマ、タヌキ、キツネ等を指す言葉で(地方によって違う)、小泉八雲『怪談』では、ムジナが「ぬっぺっぽう(のっぺらぼう)」に化け人を脅かしたとされる。
1コマ目から、出たーー!と思いきや?
ぬっぺっぽうの面をかぶった利助でしたw
(肩に乗る猫がシュール可愛いv)
ぬっぺっぽうの気持ちを考えていたと言う利助。
「息はできねえ、飯も食えねえ、ナンも見えねえ
どーやって生きてんだ?」と(確かにw)。
宗次郎は、
「人間じゃないんだからそんなものは不要だろう」
「そもそも生きてないだろう妖怪なんだから」
「大体ぬっぺっぽうの気持ちを考えてどうする気だ!」
とイライラ(こんなツッコミキャラだっけ…w)。
どうしても会話がかみ合わない二人なのでした…というオチ。
いつもは、妖怪オタな宗次郎を尻目に
”いるわきゃねーだろ そんなもん"と取り合わない利助なのに
この4コマでは立場が逆になってるところが面白いですねv
(妖怪に興味津々なのに、妖怪の生態や気持ちまでは考えない宗次郎は
ロマンチストなようでやはり頭が固いのか…w)
カットイラストは、
顎に手をあてて何やら物思いにふける宗次郎。
横には「天網恢々、疎にして漏らさず」との台詞付き。
もとは『老子』73章の「天網恢々、疎にして而も失わず」から
来ていることわざ。
章句全体の意味を調べてみると、若いのに恬淡とした宗次郎を
よく表している言葉だなーと妙に納得しました☆