茶鬼
bukiyou na koi no arasuji
CATNAPは英語でうたた寝。
二人で出かける予定の時間に仕事を仕上げて、部屋を出てみるとリビングのソファでうたた寝をする優人の姿。
まるで猫のようだと、彼を愛しく思う乃木の姿が描かれたショートです。
乃木がまるで初心な子が好きな人に触るのをためらい、触ったら触ったで顔を赤くするような、その描写が乃木の優人への愛おしさといかに愛しているかの、その深さを思い知らせます。
その描写はこちらがドキドキしてきちゃうほど!
本編ではドライな恋愛感の持ち主で、そして優人をかわいいと思い、おまけの話では彼を閉じ込めて誰にも見せたくないと思うほどの独占欲を抱くまでに愛が育った乃木。
そんな乃木の愛の深さを優人は知っているのかな?
甘い後日談でした。
乃木がいかに優人のことを好きか伝わるラブラブなお話でしたv
書き仕事を終えた乃木。
約束した買い物に行こうと優人の部屋に入ると、
優人はソファに丸まってうたた寝していた。
猫のようだ…なんて思いながら、そっと手をのばす乃木。
柔らかな髪、心地よい肌を指でたしかめ・・・
唇に触れた瞬間、かあっとなって手で顔をおさえる!!
何歳になったんですか!?ってくらい初々しいですw
でも、目が覚めた優人を抱きしめたいけど
脅かしてはいけないと自制するところはやっぱり大人。
ほんとうはもっと触りたいし、独占したいのに
ギリギリまで堪えてるところが萌えですねv
本編では、優人が乃木に触れられるだけで大変なことになってましたが
乃木も、優人が大切すぎて、ひと触れするだけでもこんなに繊細な気持ちを抱いていたことが分かる素敵な後日談でした。
本編後に恋人同士になってからのある日の出来事の番外編なのですが、
大人の男の可愛さが読んでいる方が照れてしまうような一連の行動が描かれていて、
天然で罪な子猫ちゃんだと思いながらニヤケテしまう。
二人で買い物へ行く約束をしていて、その前に乃木が一仕事、本人なりの
きっちりした時間配分で終わり、待っているであろう可愛い恋人に声を掛けるが
2時間も待たせている間に何処かに行ったかと思えばリビングのソファーで
猫のように身を丸めて安らかな寝顔を晒す恋人。
その恋人の寝顔を見つめながら顔にふれ、髪にふれ唇にふれ、
そして指でなぞった唇の温かさを自らの手に感じたままその指を自分の口元へ、
う~ん、読んでると恥ずかしくなっちゃうくらいの番外編