marun
shutter
本編後、病気も治り、今では青磁部屋に毎日帰る事が当たり前になった
ある日の出来事を描いた番外編ショート。
いつもより早めの仕事を終えて、青磁の待つ部屋へ帰った檀は、
いつもはおかえりと言いながら迎えてくれる恋人が出てこなくて、
それでもシャワーの音で、いつも自分が帰って来る前に全てを済ませて
タイミングよく出迎えてくれているのだと気がつきその細やかさに微笑する檀。
そんな風に年下の恋人の事を考えていた時にリビングに見かけない風景写真を発見。
でもそれは砂丘か砂漠のようでありながらどこか荒削りで写真としても
粒子も荒く、青磁の作品だとは思えない違和感を感じながら見ていると
シャワーを終えてリビングに入って来たまだ濡れたままの青磁に気がつきタオルで
髪を拭いてやる檀だったが、青磁の口元の微笑で自分がした事にテレてツンデレな
感じで、話をリビングの写真の事へ話を移す。
しかし、その写真はの正体は、砂丘でも砂漠でも誰かの写真でもなく、
飾られた写真の方向を変える事で本来のモチーフが現れるのですが、
それは青磁が撮った檀の肩から腰に掛けての裸の写真だったりするのです。
恋人の写真を大きく引き伸ばして飾り二人で見ようなんて言いながらベタベタしてる
バカップルがこんなところにいましたと言うような幸せ番外編でした。