marun
hanayomegoryou to gin no oni
結界内で暮らすようになりその中にある大きな日本庭園のような庭のあるお屋敷で暮らし、
何不自由ない暮らしをする八尋。
しかし、普通に暮らしていた八尋は結界内の花の摩訶不思議をしみじみ考える。
四季折々に咲く花全てがいつも咲き乱れていて季節感が全くない。
それでも鬼たちが花や植物から気を貰っていると聞き及び、好みの食料と考えればと
納得している時にふと気がつく。
銀鬼が、自分が花嫁としてやって来るまで、みんなと同じように好みの花から気を
貰っていたのかと、そして八尋が銀鬼の好みを何一つ知らない事に気がつき、
館内にいる鬼たちに銀鬼の好みの花や好きな色などを聞くが誰も知らない。
フレンドリーな鬼たちは八尋が銀鬼に秘密で好みを調べていると知り、
銀鬼に気がつかれないように調べてくれると秘密の話をしている時に銀鬼が髪の毛を
逆立てる激しさでやってくる。
それは銀鬼がかなりの焼き餅焼きだと言うことなんて内容のショートです。
なかなか思い出してもらえない銀鬼が不憫にも思われた本編でしたが、
こちらのペーパーは本編ラストの甘い雰囲気そのままにラブラブ。
"銀鬼のそばにいられるだけで幸せだよ"なんて直球な台詞も八尋の口から飛び出す、
かなりデレ度の高い後日談にほっこりできました。
銀鬼に嫁ぎ、結界内の館で何不自由なく暮らす八尋。
ふとしたことから銀鬼のことを何も知らないと気付き、
どんな花や色や衣装が好きなのか、知りたいと思う。
銀鬼に面と向かって聞くのは気恥ずかしいため、
結界内に棲む他の鬼達にこっそり聞きに行くが、
そこへ勘違いし嫉妬に燃える銀鬼が現れ…
付き合いの長い鬼達にも好みを悟らせない銀鬼は
なかなかミステリアスだと思うのですが、
今回意外と嫉妬深い一面が明らかになったように
隠れた嗜好や性格をこれから八尋がどんどん引き出していきそうな予感のする後日談でしたv