茶鬼
senaka de kimi wo kanjiteru
本編中、天皇杯をスポーツバーへ観戦に行くお話がありましたが、そこからホテルまでの鬼束の気持ちが綴られたショートです。
仕事明け、本当は疲れていたけど鬼束との約束でスポーツバーへ来た士朗ですが、酒の酔いも手伝って寝てしまうのです。
ゆすっても起きない、やっと起こして歩かせても寝ぼけているのか酔っぱらっているのか足元がおぼつかなく、そんな彼を支えながら車に乗せる鬼束。
そしてとっておいたホテルにチェックインして、誰も周囲にいないのを確かめてお姫様だっこで部屋に入る鬼束。
以前とは違い、脱力して全体重を預けてくる士朗のカラダは重く、しかし、その重さが自分にすべてをゆだねられているようで心地良い。
といったお話です。
士朗の警備の仕事はずっと立ちっぱなしで疲れるだろうな~とか
いつも強がって気を抜かない士朗だけに、こうした無防備な姿をさらされるのが何よりも嬉しいと思い、愛おしさもこみ上げる。
やっぱり鬼束は士朗に守られているのだと、お姫様だっこをたとえされようと、士朗は鬼塚の守護神なんだな、、と実感させられるのでした。
そんな事は鬼束は一言も言ってないのですが、自分的にそう感じたのですよw
一見甘くないのに、その気持ちを考えるととてもとても甘い愛情が見えますv