marun
do s no teiou
手塩にかけて育てた蓮、家臣団の一員としてやっと働くようになってきた蓮を、
今はれっきとした主で継承者でもる両角に12年も育てた蓮を奪われてしまった事を
たとえ主だと解っていても苦々しい思いを捨てきれない羽月さん。
決して甘やかしていた訳でもなく、逆に他の家臣団に引けをとらぬよう、
厳しく接していながらも、羽月の誕生日には手製の夕食をプレゼントとして作る
健気で可愛い蓮の姿を彷彿とさせるショート。
今年からは自分の誕生日を手料理で祝ってくれる可愛い蓮はいないと寂しく思う羽月。
しかし、食堂でみた自分の他とは違う禅を見て、離れても忙しい中でも
自分を忘れていない蓮に、再び思いを馳せる育て親のような羽月さんを描いています。