あらすじ
かつて高校剣道界にその名を轟かせた鮫島蘭丸。 結果的に剣道を辞める原因となる事故に巻き込まれた後、見守り、励ましてくれた恋人・円城寺圭と共に暮らし始めていた。そんな二人の生活に突然転がり込んできた円城寺の異母兄弟・佐賀野佳。蘭丸にホレて二人の大学へ入学し更には私生活迄入り込み邪魔する佳。 佳は大阪の極道の息子で、父は関西昇竜会の佐賀野組・組長であるのと同時に関西極道の首領であった。 その大阪の家から佳より先に上京してきていた佐賀野組・若頭荒木政則。彼は多忙な佳の父や亡くなった母に代わり献身的に佳の世話をしてきた男である。佳が上京してきていると知り、蘭丸のマンションを訪ねる“政”。 円城寺と蘭丸が歩いてきた過去にまでは立ち入れないと知り、ひとり孤独な佳は追いかけてきた政と対面するが…。