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live×evil nessa no prometheus
「灼熱のエデマ」と同じ時間軸で視点違いのゲームです。
「エデマ」のほうが先に出ているので、当然「エデマ」をプレイしているほうがシナリオの理解が深まるかと思うのですが、私がこのゲームを最初にプレイしたときすでに「エデマ」の記憶はおぼろげで、それ以降再プレイするのもこっちの「プロメテウス」ばかりでした。それでも問題なく楽しめたので、できれば「エデマ」もプレイ推奨、でも「プロメテウス」だけでも問題はなし、という感じでしょうか。
ストーリー傾向を一言で言うと「復讐もの」です。
「エデマ」ではとにかくクールで何を考えているのかわからなかったテロリストのリーダー・ケンショウが主人公で、彼の復讐の行方とその過程で芽生える恋愛が主なストーリーです。全体的にはシリアスで重いストーリーで人死にも出ますが、和める部分もあります。
簡単に序盤のあらすじを説明すると…。
蔓延する病気の特効薬を隣国が安価に売っているにも関わらず輸入を認可せず、気休めにしかならない高価な薬を製薬会社とグルになって売って私腹を肥やす政府に対して、特効薬の輸入認可を求めてテロ活動をしているプロメテウスだが、リーダーであるケンショウの本当の目的は家族を殺した大統領に対する復讐で…といった感じです。
私ははっきり言って「エデマ」をプレイした時点では、ケンショウにあまり萌えませんでした。
でも、ケンショウが主人公になったことで、クールでニヒルだと思っていた彼が不器用でヘタレでもあるとわかり、大好きになりました。あまり喋らず、「……」というセリフ(?)が多いケンショウですが、内心かなりいろいろ考えてます。
プレイすればするほどケンショウがかわいくて…。「エデマ」ではケンショウ攻めしかありませんでしたが、今作ではセイジュ以外は受け攻め両方あるので、楽しみも倍増です。セイジュ相手でもケンショウ受けが見たかったです。
復讐に囚われているけれど結局根は優しいケンショウが、攻略キャラとの恋愛で救われていく感じがとても好きです。
そして、救われるけどきっちり復讐も果たせているところも好きです。
復讐ものは大好きなのですが、恋愛で救われることで「復讐なんてどうでもいい」と相手を許し恋に溺れるパターンがあまり好きではないので…悪にはきちんと報いがあってよかったです。
「テロリストが主人公なんて…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、テロリスト団体・プロメテウスは、テロ活動よりもプラントでの農作業をしているシーンのほうが多いです。プロメテウスの活動資金は上から貰えるのに、水が少なく砂漠化が進む土地で、プラント作業もプロメテウスの大切な活動だと一生懸命に農作業に取り組む彼らはかっこいいです。とは言っても全員がそうではなく、過激派のメンバーもいるのですが…。
主題歌の「Live×Evil side of prometheus」もとてもいい曲です。ケンショウの心情を歌詞がよく表しています。
サントラの入手は今となっては難しいかもしれませんが、歌っている遊女さんの「ゆないてっど~遊女ワークスベスト」というCDに収録されています。録り直しをしているみたいでゲームに使用されているものとはほんの少し歌い方が違いますが、歌詞は一緒です。
「守るべきものはひとつもないと、そう自分守ってた」というところとか、ケンショウだなぁ~って感じです。
物語の構成上仕方がないですが、シナリオの本筋はどうしても判子と感じてしまうと思います。
最初に気になるキャラを攻略しましょう。
僕はケンショウ×コウにつられてコウルートをやりました。この二人の距離感が好みで、今でもBLゲームで好きな√を3つ上げるならで必ず入ります。レビューの星4はこの√の評価です。
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