kirara
goeitaichou no hitorigoto
本編はひとことでいうなら予想をほぼ外さないお約束の『王道アラブもの』です。それ以外にちょっと言いようがないくらいです。
申し訳ありませんが、私は『王道アラブ』を王道足らしめるもの(強引・傲慢な俺様攻や凌辱や拉致監禁等)がものすごく苦手なので、本編はちょっと・・・
こちらは、タイトル通りルシュディー(攻)の護衛隊長・アーリフ視点(一人称)で、初めてルシュディーが朋哉(受)に会って助けられた酒場の場面から始まります。
どうせ今までの『女』と同じくすぐに飽きるだろうと思っていたのに、なんとルシュディーが朋哉の機嫌が悪いからと動揺し、どうすれば機嫌が治るかと考えている様子に驚き・・・
それでも、護衛隊長としてルシュディーが幸せならそれでいいというアーリフ。
ラブストーリーの後日談というより、これ護衛隊長がいかに族長のことを想っているかなんじゃないの?って感じでした。イヤ、悪くはないんですよ。
ただ、B5ペーパー片面の1/4はカットなので、分量が少なすぎて場面の繋がりがなくて、そこがちょっと惜しかったかな。もっときちんと読みたかったと感じたくらいです。
本編が『う~ん・・・』だったわりにはよかったです。