marun
umi kara no houmonsha
本編後直後の、芭介さんと海外研修に行く事になった田汲との
イギリスに向けての航海中の船上での出来事になるのですが、
二人が乗った船が難破船の生き残りを助けたことから、
船にまつわる不幸な言い伝えを聞き及ぶ事になるのです。
それは、航海中の海域で漂流者になりすました悪魔が船を沈めると言う
かなり物騒な言い伝えですが、日本人で宗教の違う者がいる場合は
どうなるのだろう?なんてお話なんです。
そんな話をした翌日に二人は助けられた人と遭遇、その後に黒い羽を拾う。
そして不思議に見ていた二人は突風に遭遇したかと思ったら黒い四足の
獣を垣間見たような一瞬の出来事に遭遇、その時から漂流者の姿は
一切見かけなくなったと言う、不思議な後日談。
「紅蓮楼 ~ヨコハマ居留地五十八番地~」初回限定封入ペーパー。
深川芭介と田汲直之助が乗船した船はイギリスに向けて航海中。その船が難破船の生き残りである男性を救助したところから物語は始まります。
芭介と田汲は他の乗客から海にまつわる言い伝えを聞きます。その内容とは「難破船の漂流者になりすました悪魔が船を沈める」という不吉な話。さて芭介たちの船が助けた人物は一体…?
さらりと奇妙な物語。謎をすべて解明するのではなく、不思議な出来事は不思議として有耶無耶のまま終わりにするお話でした。