marun
kono sora ni ochitemo
本編も、モヤモヤ感が残ったと思ったけれど、ショートも同じ展開でしたね。
やっぱり何となくがっかり感が残る作品だとあらためて思いました。
個人的に兄弟禁忌ものは、お兄ちゃんフレーズが一つの萌え要素なのですが、
今回の作品は、弟に惹かれる兄が頑なに数年経って再会した受け様を弟とみなさない。
まるで、弟だと認めてしまえば、思いが叶わなくなるとでも言う感じでしょうかね。
逆にガチ兄弟でも、半分でも、兄弟なのだから必要以上に兄弟だと思わないって事が
逆に不自然に感じる、兄を名前呼び、それもさん付なんて萌える点が限りなく下がる。
禁忌感を薄れさせる事がメインだとしたら、まるっきり逆効果に感じてしまう。
この作家さんの作品は嫌いでないだけにちょっと残念だったかも。
やっぱり本編あってのものだと思っていますので、本編がどうにもダメな時点でもうマイナススタートです。
そして、こちらには(文庫の使い回しでも)イラストがないので、『ホントにこの作品、あさとさんのイラストの力が大きかったなあ・・・』と再認識させられました。
こちらだけなら決して悪くはないんです。ほのぼのした雰囲気も結構好きなんですよ(内容は、ペーパーなので初めから多くは求めてない)。
でも、キャラクターが(本編で)まったく魅力なかったので、私はさら~っと読んで『ふ~ん・・・』で終わりでした。
言い換えれば、本編にもっと読み応えがあればこちらも十分楽しめたと思います。その点ではなんとも惜しい。
作家さん(しかも自分の好きな)に大変申し訳ありませんが『真崎さん、書けるんなら商業誌本編でもっとちゃんと書いて見せてくださいよ』と感じてしまいました。すみません。
本編の空気感をちゃんと感じられる番外編でした。
昔2人で流星群を見たことを思い出し、
また、2人で流星群を見ようとするお話です。
本編では、
子供のころ、流星群を見ながら手をつないで話していたエピソードが
2人の将来を表すようなキーのエピソードだと思っていたので、
この番外編は素敵だなと思いました。
これからの将来も、障害があるかもしれませんが、
手を取り合って生きていってくれるんじゃないかな?と
応援したい気持ちになりました。