亡き先輩の知られざる思い
本編もシリアスチックで切なくて、ガッチリハートを鷲掴みされたような内容でしたが、
この番外編もショートなのに、奥深い一篇になっていると思えるのです。
事故で亡くなった先輩が走馬灯のようにカズを思い、後悔し、カズの幸せを
最後まで願いながら命の灯が消えるまでガズに思いを馳せるショートなんですよ。
本編ではカズと先輩とのやり取りはあまり感じられなかったけれど、
カズが先輩にもらった水晶の数珠が亡き先輩の手作りだったとか、先輩の苦悩とか
短いショートに込められた思いまでもが切なかったです。