marun
ubawareta koibito
受け様が攻め様と暮らすようになって3か月がたった頃のお話になります。
攻め様の妹の帽子制作依頼を受けていた受け様がやっと妹のアリスアの
希望通りに仕上げた事で、攻め様はやっと受け様を抱きしめる事が出来る。
受け様のアトリエを攻め様の家の敷地内に新たに作り、いつも一緒にいれると
思っていた攻め様ですが、自宅と同じ敷地の為に、受け様は曜日も昼夜も問わず
帽子制作に明け暮れて、攻め様は二の次状態になる。
早く妹の帽子が出来上がらないかと思っていたので、やっと出来上がり
受け様を独り占めできると喜ぶ攻め様の姿が描かれたショートです。
B5サイズのペーパーの両面に印刷されています。
時系列的には、表題作「百年の恋」→同時収録作品「有限実行の恋人」→番外編ペーパー「奪われた恋人」になります。
こちらはヒュー(攻め)の目線で進んでいきます。
「有限実行の恋人」ではイギリス移住の準備におおわらわな凛(受け)ですが、こちらでは既に共に暮らし始めて3か月になります。甘い生活と思いきや、ヒューが家の敷地内に建ててくれたアトリエに、凛は好きなときに入り浸り、仕事とプライベートの区別がない有様。
いつ自分の頭の採寸を言い出すのかとやきもきしたり、ヒューの妹のアリシアのロイヤル・アスコット用の帽子を仕上げるのをじりじりと待つヒューが面白かったです。
帽子に嫉妬しているようでみっともないから口には出せない、とありますが、いや間違いなく嫉妬でしょとツッコミしました。