kirara
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商業誌『ダミー』の無料配布ペーパーです。
水壬さんのペーパーは、(もちろん私が知る限りはですが)『これ、無料配布!?』と思うくらい素敵です。カラーだし。
こちらはA4両面カラーで、2つ折りにして1面(全体の1/4)はタイトル面、あと3/4がSS。結構みっちりです。
本編の任務終了後、ホテルの部屋ににそのまま宿泊し(もちろん『泊まった』だけじゃないですよ)、翌朝チェックアウトした2人。
クールビューティを装っている(というより一方的にそう見られている)環の意外な可愛さ・健気さがわかるSSでした。
そして、ひとりでどんどん事を進めていく祥吾。環にはお伺いを立てるより先手必勝なんですね。
う~ん、この2人やっぱりいいなあ。
なんだかんだ言い合いしながらも、ずっと仲良く過ごしていくんだろうな~って感じです。
このサイトのあらすじ表記にもある様に、「商業誌ラストの翌日の2人」のお話です。
ペーパーはもう取り寄せることは出来ませんが、もし興味のある方は水壬さんのHPの「Short Story on Web」から読むことができます。
いつしかエスコートシリーズが再録されればそこに掲載されるかもとのことです。
内容としては、任務終了翌日にホテルをチェックアウトした二人は、エスコート本社にて報告会に参加するため一旦、環さんのお部屋に戻ります。
エスコート本社は榎本さんのこだわりや趣味によりたくさんのセキュリティロックを解除しなければ25階の環さんのお部屋までたどり着けないのですが、最後の環さんの部屋の暗証番号が祥吾くんの誕生日に設定されていたのです。
そのことにすぐに気がつく祥吾くん。
あせって誤魔化す環さん。
すごくほのぼの・可愛いやり取りで終始埋め尽くされています。
しかし祥吾くんの「環さんを二度と逃がさない」という執念ともいえる思いの強さに表れる、一見ずうずうしさともとれる行動の数々、「俺はしつこい男だ」発言、相当に逃げられた11年は堪えたのでしょうね。
暗くなりそうな題材ですが、このお話を明るくほのぼのさせているのはひとえにこの攻め役の祥吾くんのずうずうしさ満載のオヤジ臭の賜物でしょう。