牡丹燈篭
platinum book 02 platinum fair 2012
プラチナ文庫セレクトフェア2012の購入特典小冊子です。
収録作品は以下のとおり↓
椹野道流『されどご主人様』番外編「釣りに行こう」
水原とおる『愛の呼ぶほうへ』番外編「愛のある場所」
『されどご主人様』のみ本編既読なので、この作品の番外編だけ読みました。
『されどご主人様』番外編「釣りに行こう」
本編の後日談。ある朝、カレルの家にロテールの使役である鷲が籐編みのバスケットを運んできます。ロテールからの贈り物でした。バスケットの中身はパンとロテールからの手紙。文面にはカレルの世話になったことへの感謝の言葉や怪我から回復したのに、まだホルガ―が魔法使いの仕事を再開するのに反対しているといった言葉が綴られていました。さらに贈り物のパンはホルガ―とロテールが一緒に作ったようなのです(手紙に書かれているようなのんびりパンを作っている状況から察するに『従者にあらず』の後半部分の疫病の流行はまだのようですね)。
手紙の結びには「スヴェイン様に失礼のないように」と締めくくられていました。無用の気遣いであってカレルが自分のものでありさえすれば幸せなのだと、スヴェインはカレルに甘い言葉を囁きます。愛情表現がストレートなスヴェインにカレルは真っ赤に照れるのでした。
カレルとスヴェインのほのぼのとした日常の一コマ。ロテールとホルガ―のカップルは直接には登場しませんが、ロテールの手紙からホルガ―への愛情が伝わってきます。
フェアNO2は、「されどご主人様」と「愛の呼ぶほうへ 」の2作番外ですが
されど~の方は、ほのぼのとした精霊さんで使役の攻め様と一応ご主人様の受け様との
本編後の日常の一コマです。
攻め様の精霊とは思えない程のストレートな愛の語らいに受け様がテレる感じが
ほのぼのとしてる甘い番外編。
愛の~は、本編自体が好みの作品でないので番外編も甘い雰囲気はあるのですが
やっぱり先の本編後なので、ふ~んって流し読みしちゃいました。
ホストでバイトしていた時の同僚で、受け様を抱いたこともある相手が来て
攻め様が焼きもちを焼くなんて展開があるのですが、だったら抱かせなきゃよかったじゃん!
なんて思ったりしました、やはり苦手は苦手でしたね。