茶鬼
tengoku ni tsuduku michi
本編後の暁とりすのお話。
暁はモデルの仕事をしながら大学生に、りすは狩野家の家政夫を勤めながら料理学校へ通い、暁と二人で生活している。
本編の中で、二人の会話らしい会話はあまりありませんでした。
二人共、その状況を受け入れるのが精一杯で、ただ感情でつながっているような?
やっと、回りの理解を得て二人の生活を得て、実に彼等は幸せそうです。
ちゃんと会話があります。
りすが、まるで奥さんのようだと、そんな風にみえることもないですが、でも彼はきちんと男の子です。
依存はしてない、ちゃんと家政夫という仕事をこなす男の子です。
この生活が、暁の、りすの、求めていた二人の生活だったんだよね、、よかったね、、と思わずにいられません。
二人のほのかに漂う幸せを感じる
本編後の二人でアパートを借りて暮らすようになってからの日常の一コマ。
二人にとっての天国が二人の暮らす部屋、二人で必ず帰ってくることが出来る
唯一の場所での日常です。
調理師の免許を取ろうかどうかと真剣に悩んでる受け様。
スーパーで、攻め様の好物ばかりがカゴに入っていく幸せ。
買い物一つで、受け様の幸せな状態が感じられるんです。
そして、そんな受け様を見つけ、急いで後を追う為に走ったであろう攻め様。
庇護と独占欲がかなり強いけれど、受け様への確かな愛を感じてしまう。
二人が自分たちの帰る場所へ向かって歩く姿、手を繋ぎ幸せを感じる姿。
そんな二人の情景が描かれているショートでした。