茶鬼
ijiwaru na cowboy ouen shoten gentei kaioroshi paper
怜一の父親の問題で、日本人嫌いを植え付けられたエドワードが、誤解であったことを知り怜一と恋人になった本編のその後。
二人は甘いだけでなく、それぞれに背負った未来をきちんと考えて立ち向かっていこうと、二人なら乗り越えて行けると、そんな決意を新たにする前触れのお話でした。
まずは怜一のこと。
彼は母親の動物病院を手伝うということを決めていたのですが、ほんとうは小動物ではなくて大動物(馬や牛)を診たいと考えており、アメリカへ送り出してくれた母親へのちょっと罪の意識もありながら、その道を進むことに決めたことを、エドワードのベッドの上で手紙の草稿と格闘している。
でも、大問題はエドワードの事。
彼等の関係をカミングアウトする時期は冷静に見極めようと決めたのです。
彼等の厚い信頼関係を示す、甘いだけでなくきちんと冷静な部分を持ち合わせた二人の様子も描かれていますが・・・
根気強く怜一の事の理解を求めるのはいいにしても、なかなかに厳しい現実が二人の間につきつけてられているのは間違いないです。
いい風に考えれば、こういう前向きで勤勉な二人だから、私情を乗り越える信頼を、時間がかかっても手に入れる日がいつか来ることを願って・・・
本編後の、受け様の卒業が半年後に迫った頃の二人の日々なのですが
やっぱり、まだまだ前途多難な感じが漂っています。
受け様が、帰国せずに、攻め様を選び、元々の夢だった大型の動物相手の
獣医としての仕事を目指す事を、母に手紙を書いてる時の二人の様子。
幸せに向かって一歩ずつ着実に進もうとしている様子が描かれているのですが
前途はかなり難題だらけ、でも攻め様は受け様を守り続ける事を誓う、そんなショート