kirara
『極・婬』番外編ペーパーです。
本編ラスト近く、鬼嫁はじめ磐田会の一行が台北の李家を訪ねたときのこと。
鬼塚が飛龍に『劉翔英とは何者だ?』と訊いたところで次はエピローグになっていましたが、その空白のやりとりです。
鬼塚のその問いに対して応える前に、荒屋敷の胸で泣く桃李を気にしつつ飛龍は『荒屋敷とは何者だ』と。
そこからは、鬼塚の『自分も(会ったばかりで)よく知らないので聞くなら松坂に』『松坂とは何者だ』『松坂は俵藤さんの右腕で』『俵藤とは』・・・と続きます。
だんだん不機嫌になって行く飛龍にこちらも苛立つ鬼塚。
結局は、可愛い弟・桃李がいつの間にか荒屋敷とラブラブになっていることへの八つ当たり?
作家さん自らのツッコミまで入る、大変面白いSSでした。
李家の為に景虎が亡くなり、飛龍が解放され、色々な犠牲があった中鬼塚が台湾・李家を訪れます。
本編中でもそうでしたが、事件中ずっと監禁されて外の状況がわかってなかった飛龍ですから、鬼塚が説明しても人の名前と人物関係はトンチンカンww
まるきり、読者の立場にちかいかも(爆)
仕方なく、説明する鬼塚ですが、人の名前が出るたびに聞かれるからもうイライラ。
ブラックバンクの話になっては、とうとう作者さんが出張って本の説明までしてきているwww
ま、そんなこんなで本編で描き切れなかった人物相関を説明しているこのSS。
ひょっとすると、本編を読む前によんでおいたほうがいいかも?
さて、そんな四苦八苦なやりとりの向こうでは、荒屋敷と桃李がイチャイチャv
おあとがよろしい様で・・・♪
本編で鬼塚たちと、監禁されていた台湾マフィア李家の飛龍との示談交渉に
入ろうとするまさにその時の飛龍からの質問攻めに鬼塚翻弄されるの巻みたいな
ショートなんです。
数か月ぶりに出てきた飛龍は可愛い弟がいつの間にかどこの誰かも解からない
男に縋りついて泣き崩れる姿を目の当たりにし、その相手荒屋敷とは何者だと
鬼塚に示談交渉の前に聞きたいと訪ねるが、鬼塚は正直に知らないと・・・
そうなんです鬼塚とは面識すらなかったんですよね~
そして鬼塚は松坂の方が詳しいと、しかしそれを聞いた飛龍は松坂とは?
またしても悩む鬼塚は俵藤さんの右腕だと、再度飛龍は俵藤とは?と・・・
飛龍の知らない名前ばかりが飛び出してどんどんイライラしてくる
そしてそれを受ける鬼塚も同じように・・・
あまりの話の進まなさに鬼塚は伝家の宝刀(いつから?!)の龍ケ碕のアソコに
入れ墨を入れているシリーズお色気担当とまで言い放ち一瞬飛龍を黙殺
そして最初の松坂まで話が戻り、松坂に園城寺に聞いた方が早いと言われ
今度は納得して園城寺に電話する飛龍なのですが相手に鬼龍院の方が詳しいと
言われ、今度は園城寺相手に八つ当たり炸裂し、とうとう桜小路蘭子会長の
名前まで飛び出して本来の荒屋敷が何者か?って言う本題から外れそうな飛龍
弟可愛さでグルグルしてるけど、弟に嫌われたくないから荒屋敷本人に
絡むことが出来ないジレンマなんです。
日向先生の極シリーズとブラックバンク系の本をコンプリしてる読者が
楽しめるショートになっています。