茶鬼
本編の中で二人が東京に出てきてから働いている姿というのは、余りなかったのですが、この書き下ろし短編は、谷村が働いている紳士服店へ川本が訪れるお話です。
しかしながら、やっぱり恋人が来るのは気恥ずかしいとか、緊張しちゃうよねv
それより何より、外で、いつもと違った場所で見る川本は違って見えて・・・
それが、何かノロケ臭いというか、惚れてる男だぜー!みたいな、改めてほれなおすといった描写があるのです。
そんな気持ちもわかるようなきもしますが、照れてツンデレてる谷村もかわいいかも♪
そして、ネクタイを買っていく川本なのですが、それをして帰るという川本にまさかの新婚さんシチュエーションww
何か男が男にネクタイを締めてあげてる姿というのが、実は自分の萌えツボなんですよねv
なんの飾りもない文章で、ほんの数行なんですが、想像してニヤニヤしてしまいました!
そして・・・雨が降り出した天気に傘をもって出なかった谷村の為に川本が傘を追いていくという、この憎らしさ!
ここに登場する彼等のささいな、特に川本の些細な行動が憎らしい程に愛を感じて、思わずキュンv
ラブシーンじゃないのに、ラブシーン以上にラブを感じる日常のひとコマです。
本編でも後半ではかなりほんわかラブラブ感が漂っていた
二人の様子の番外編です。
既に二人とも36才になっているのですがその天然的な
攻め様の愛情の度合いが垣間見えるお話になってました。
紳士服チェーンで働く受け様は梅雨のせいで客足が伸びない
と同僚と話している時にお客に気が付き・・・
現われたのは攻め様、その姿に見惚れてる受け様です。
一緒に暮らしてるのに別の場所で見かけたことで未だに
胸を高鳴らせる乙女思考な受け様です。
そして何気ないやり取りにも嬉しそうな二人です。
受け様のところで新しいネクタイを買った攻め様はそのまま
新しいネクタイをしていくと・・・受け様に選んだものを
した方が午後からの仕事を頑張れるからと真顔で受け様の職場で
堂々と言い切ってしまう。
言われれば嬉しいけれど結構ツンデレさんな受け様は
そそくさと攻め様を追い払うように~
でも、ふと気が付いた時受け様の為に攻め様は何気ない様子で
自分の傘を傘入れに・・・これを使えと言うように・・・
とても二人の愛情の深さやラブラブな様子が伝わるショートでした。