霧島伊都
本編の小説を読んだ後に聴きました。
読んでいた時のディオの話し方のイメージと
鳥海さんのキャラ作りがピッタリ当て嵌っていました。
少し低めの声で淡々と無機質に語る口調は、
まさにディオその人で、実際にセリフをしゃべっている
鳥海さんの存在が完全に頭から消えていました。
また、BGMが一切ないので、無音の中で黙々と語ると、
無機質な感覚がより増して聴こえました。
語りの内容は、聴いてみたけど、
やっぱりディオの心が読めませんでした。
このCDを聴く前に、先に本編を読んでいて良かったと
心の底から思いました。
もし、本編を知らずに このCDから先に聴いたら、
「何で この人は無感情な感じで語るのだろう」とか、
何が何だか、さらに疑問だけが残ってしまう、
ますます理解不能なCDになるのではないかと思いました。
この作品の本編のドラマCDが出ていなくて
先にこの番外編CDが出ましたが、
本編のドラマCDが今後、発売されるのかな?
と気になります。
仮にドラマCD化されたとしても、怖くて聴けませんが、
もしCD化された場合、どんなふうに仕上がるのか
興味はあります。
鳥海さんの今回の演技は「神」評価です。
語りの内容は、相変わらずディオの本心が
あまり分からないままなので「中立」です。
全体的な評価は迷いましたが、
鳥海さんの演技の印象がやはり一番強くて、
最終的に「萌」にしました。