茶鬼
「犠牲獣」の書き下ろしペーパーは実に甘い雰囲気で幸せが漂っています。
本編は、多分、きっと、おそらく、、、
死でしか幸せをつかみとれなかったであろう二人の、せめてもの甘いひと時を見せてあげたいという作者さんの思いやりSSではないんだろうか?と思うのは考え過ぎか。
七日七夜のサクの夢。
密林の国のはずなのに、何故か作は海辺のビーチにいるんです。
そこには、玉石の首飾りの代わりに花のレイをかけ、鮮やかな腰巻を巻いているバフラムがサクをビーチバレーに誘っている!?
そこのビーチは何とカリブで、バフラムとサクの新婚旅行だという!?
本編は古代だったはず・・・現代へタイムスリップさせたような夢でしょう。
でも、そこではツンデレ全開したかわいらしいサクと
デレデレで、でもサクが愛しくて仕方がないと言うエロ魔人に変身しつつあるバフラムの姿が
とても、とても幸せそうでいいのです。
本当に、ひと時の夢。
本当は、彼等が現代に生きていたら、きっとこんな幸せが待っていたに違いないと、そう思わせるお話でした。
このお話があまりに幸せすぎるので、逆に本編が辛くなってしまったり、
本編が辛いので、この夢に安堵してみたり、
実に複雑な気持ちにさせられます(涙)