もこもこ
全サの折本です。
表紙裏表紙コミで8頁のぺラッとした小冊子です。
『青年は愛を乞う』では楓→→奥田という気持ちの流れで、切ないぐらいの片思いという雰囲気でしたが、こちらの小冊子では奥田→→楓という感じで視点が変わっています。
それだけで、印象がちょっと変わりますね。
なんだか、楓ばかりが好きだったんじゃないんだなーって。
楓が奥田を想うように、とまでは初めはいかなくても奥田も奥田なりに楓に対して想うところが初めからあったんだという流れ。
奥田から見た楓の第一印象、クラスメイトとして一緒に学校生活を送りだし仲が良くなっていくにつれ…という気持ちの変化。
大学に合格してからの逢瀬の中で、昔を思い出す回想シーンとして出てきた二人の出会い短いながらも堪能させていただきました。
表紙ではふたりが折本をせっせと折っていて、裏表紙では奥田がさぼって楓が残りの作業を頑張っているという、ぷにっと絵でした。
日野さんの普通の絵からは想像できない、ぷにっとした絵の可愛さがたまらないです。