夜空の星
愁堂れなさんの「法医学と刑事の相性」の番外編が載っているとのことで、小冊子を読みました(^-^)v
ネタバレのため、まだ未読の方はご注意下さい!!
話は、江夏が職場に冬城を食べに誘いに来て、いつも通り2人で「もんじゃ」を食べに行く(おいしそう…)のですが、江夏の様子がいつもと違う事に気付く冬城。もじもじ江夏です(^_^;
結局いつもの様に会話をして店を出るのですが、江夏から「今日が誕生日なんだ」と言われて…。どうやら誕生日を冬城と一緒に過ごしたかったようです。
冬城に「以外と乙女チックだな」と言われて、「帰る!」と怒りつつも冬城の誘いでマンションへ行くのでした。
と、とても続きが読みたくなるお話でした~。
この続きは、きっとマンションでまた冬城に襲われているのでしょうね~。その辺りをガッツリ読みたいですね。
萌評価ですが、この作品は好みが別れると思います。
猫アレルギーなのに、愛するカイトの愛猫にメロメロなナイジェルのエピソード。
いきなり容態が急変したように見えたブラッキーを前に、慌てふためくナイジェル。
しかしその症状は「普段は鮫みたいに恐い」と恐れられてるナイジェルだけが知らず、船員みんなが知っていたこと。
情けなくて自己嫌悪で落ち込むナイジェルを 優しく慰めるカイト。
いつもと違って、カイトの方が宥めてるすがたが珍しいし、頼もしい。
ナイジェルのしばしの幸福のショートストーリーです。
愁堂れな先生の『法医学者と刑事の相性』番外編のタイトルは、『刑事は乙女な夢を見る』
時系列としては、1巻目の『法医学者と刑事の相性』の後で、2巻目の『法医学者と刑事の本音』の前。
冬城が江夏の「つき合えよ」に対してまだ答えを返していない時期のお話です。
文庫サイズの小冊子(ハガキくらいの大きさ。つまり、かなり小さい)に8ページ(つまり、たった4枚)分のお話。
以下は、小冊子を手に入れられなかった姐さま方への超超ネタバレなので、避けたい方はここでストップ!
職場で冬城が帰ろうとしているところに、江夏が登場。飲みに誘われます。
いつもは軽口の応酬をしている二人ですが、今日は江夏からチクリとする返しがまるでなく、冬城は変に思います。
助手の石田も一緒に行きたがりますが、江夏が困ったような様子を見せるので、石田には用事を言いつけて二人だけで出かけます。
リクエストを訊くと、どこでも何でもいいと答える江夏。
結局、いつものもんじゃ屋へ行くことになります。
いつもの返しが全くない、いつもとは様子の違う江夏を不審に思い、何か話があるのかと尋ねると、江夏は「ただ、今日は一緒に飲みたかった」と答えます。
以前の告白の答えを求められるのかもしれないと考えていた冬城は、そうではなかったことにひどく落胆している自分に気づき、江夏の想いは恋愛から友情へと移ってしまっているのかもしれないとやるせない気持ちになります。
店を出た後、江夏は、実は今日が誕生日なのだと告白。
「店はどこでもよかった。ただ誕生日をおまえと過ごしたかっただけ」
江夏の言葉が胸にしみ、嬉しくなって、「告白の答えを求めないのは、江夏の中ではもう自分たちは既につき合っていることになっているからだろう」と考え直します。
「これからうちで誕生会やろうぜ」と冬城が江夏を自分のマンションへと引きずっていくところで、ジ・エンド。
まだ正式にはつき合っていない時期のお話で、2巻目の『法医学者と刑事の本音』には「その時期にはそういうことは全く無かった」と書いてあるので、冬城がその後マンションでどういう誕生会をしてあげたのかは謎……