M+M
表面は表紙のイラストで、裏面にSSが書かれています。20文字×25行の二段書きなので、短いです。でも本編の後日談の雰囲気がよく表れていると思います。
和緒目線で進みます。
倉部にとって、和緒は「主の子供」という扱い。年下なのに「和緒さん」と呼び、言葉遣いも丁寧口調。
それが、恋人になり、同居するようになってからは変化した。
家では甘いキスもしてくれるし、「和緒」と呼び捨てにし、「こっちへ来い」という命令口調に変わる。
いつもは足を踏み入れられない倉部の書斎に入れてもらい、期待に胸が膨らむ。ところが、倉部が言うことは、「マンションではプライベートだが、書斎は仕事をする場所だから、仕事の話をしてもいい」という取り決めをしようと言うもの。さっそくダメ出しをされたうえ、口調も元通りで…まだ甘いだけとはいかない、というオチでした。
本編よりこちらの倉部の方が、はっきりしていて良いのでは、と思った次第でした!