雀影
2009年版のルチル本。
ルチルの全員サービス本は、いつも顔ぶれが豪華、って言うか、好きな作家さんばかり。
この本も、とにかくボリュームたっぷり。
20作品、本文3段組で154P.
エンボス加工の表紙といい、間違いなく素敵です。
先日届いた2010年度版はもっとパワーアップしていたし、今年も申し込むの忘れないようにしなきゃ。
で、私の一押し
崎谷はるひ「ブレミッシュ」。
「やすらかな夜のための寓話」内の「ネオテニー」に繋がるお話。
照映が純粋で素直な未紘と暮らしていくことで、封じ込めていた18歳の時の最後の絵と向き合うお話です。
素晴らしい作家さん、漫画家さんの既刊本の番外SSを集めた全サ。
全ての文庫を読んでいないので、SSも読んだものだけ読みました。
episodo Ⅰ&Ⅱ after...(薔薇とライオン):ヤマダサクラコ
「薔薇とライオン」1巻で出てきた、2つのエピソードの当て馬同士がいい感じになっていくという話。まさか、そんな展開になるとは、とちょっと驚き。総ホモ集団になってます。
乱入者と星の瞬く夜の庭(茅島氏の優雅な生活):遠野春日
このSS目当てに申しこんだようなもの!茅島氏が今回も庭師の発言にむくれてすねて・・・でも最後はしっかりラブラブで誘ってます。
茅島氏だけで続編でたらいいのにー!!
負け続ける男(この愛を喰らえ):李丘那岐
この小冊子で一番面白かった。それに、この番外が文庫で読むよりも萌えた(笑)鋭には結局メロメロな颯洵が、かわいらしく思えた。やっぱ男前受け、最高!