あーちゃん2016
「きみがいるなら世界の果てでも」がいつまでたっても、ガチで好き。榎田先生のマンガ家シリーズフェア2008で新刊についてきた小冊子?なのかな?めちゃくちゃ後発ファンなので、存在そのものを知らなかったのですが、ある日某所で見つけて狂気乱舞!二木がめちゃくちゃ可愛い!猫語だからかもしれないが、やっぱり好きなので萌2にしました。本編の後日談A6サイズで全8pの二段組です。
まず芸が細かい。怪しげな取説付きのノートを拾った東海林。名前を書くとその人が猫になる(いわゆる〇〇ノートってやつ)、どんな猫にするのか指定も可能、好きな人には擦り寄り、キライな人には威嚇する(笑)とあり、東海林はまんまと二木の事を書いちゃうわけです。あのお気に入りのアウロラの万年筆で。白黒ぶち、なんだか可哀想な感じのする生後三か月ぐらいの子猫、♂と。
帰ると二木がいなくて、白黒ぶちの子猫、しかもちょっと薄汚れた♂が「ふみゃ?」だの「にゅ?」だの言ってくるんです!ああもう可愛くって頭から全部舐めまわしたい・・
しかも綺麗にしてやろうと拭き拭きすると、暴れる暴れる、でもホットケーキ作ってやるから!というとピタッと大人しくなるーーーーーーーーー
あーもうくっそ可愛いってこういう事だよな・・・と萌え転がった小編でした。見つけることが出来て本当に幸せだ。神様、榎田先生、有難う・・・
買い物帰りに拾った黒いノート。
そのノートに名前を書かれた者は猫になる。
東海林としてはそのノートに名前を書かれた仁木がそれを見て
オロオロする姿を楽しみにしてたはずが、家に帰ると二木がいない…
その代わりに家に居たのは…
ノートに書き込んだとおりの「白に黒のブチ、生後三ヶ月くらいの子猫のオス」がいた。
部屋を探しまくっても二木はいない
まさか本当にこの猫が…今度は自分がパニくる東海林です。
そして心配するのは「猫は漫画が描けない」ってそこかい!!
でも続けて「二木に好きって言ってもらえない」とか
猫は寿命が短いどうしよう…と真面目に悩む東海林に笑える。
そのノートに猫を人間に戻す方法が書いてあったのを見つけたのですが
その為には猫の上に姿を隠すものをかぶせて呪文を唱えなければなりません。
東海林はその呪文が恥ずかしくてできません。
猫に向かって「人間の方がいいぞ」とか「ホットケーキも鶏団子も美味しく食べれないぞ」
とか最後は「俺と寝ることもできない。寝るといってもあっちのほうな、ウン」
なんて、自分の思いを言ってみたりも(笑)
(そっちの方が恥ずかしいと思うんだけどな)
だけどやはり二木には人間に戻ってもらわないと、で
ステンレスのボウルで猫を隠し呪文を唱えていると二木が帰ってきた!!
そしてそのボウルの中には何もいない。
そしてノートも消えているという不思議なお話でした。
あらすじにも書いていますが、東海林が家に帰るとルコちゃんの姿はなく、小さなきたない子猫がいるんですね。
どんくさいところも、東海林が作るホットケーキを待つ姿もルコちゃんそっくりで、東海林は疑いながらも本当にルコちゃんがネコになってしまったのではないかと思い始めます。
だんだん東海林が真剣にルコちゃんがネコになったんじゃないかと思っていく焦りぶりがカワイイです。
あまり焦った東海林さん見れないので。
途中、何度かクスッと思わず微笑んでしまいました。