pesca
とうに夜半をすぎ、うっすら空が白みかけてる中、ナイジェルは1通の手紙を書いていた。
出すことのできない手紙を。
親愛なるカイトへ・・・。
カイトにとっては重荷になってしまうであろう手紙を書くのには、素直に感情を伝えるのはいいが、感情的になってはいけない。
言いたいことを全部書けたように思えても、やはり何か足りないように思えて 不安に苛まれる。
初めてあった時に戻ってやり直したい。
キツイ言葉を言って疑うのではなく、すぐ受け入れて優しい言葉をかけたい。
そんなナイジェルのツライ心情にきゅーっと胸が締め付けられます。