てんてん
abareneko guide ha ookamisenshi no dekiai kara nigerarenai
本品は『暴れ猫ガイドは狼戦士の溺愛から逃げられない』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編幕間、ゲイル視点でのフィンとの出会いになります。
リーフル辺境伯に戻ってきたヴェスト隊は
辺境伯の屋敷の庭のそこかしこに焚火をたき
仲間達はそれを囲みながら食事とともに
辺境伯からの心遣いで振るまわれた蜂蜜の焼き菓子や
酒を楽しんでいるようですが
隊長代理を詰めるゲイルは皆から少し離れた木陰で
菓子を手に今日の出来事を思い起こしていました。
蜂蜜の菓子の甘い香りは
昼間に出会った謹啓のふわふわ髪に大きな空色の瞳で
敵意剥き出しに突っかかってきた猫獣人を
思い起こさせて・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームにてゲイル視点の番外編です。
テントの片隅で布を被って寝る体制になっても
あの猫獣人の顔が浮かびます。
センチネルの本能が彼がガイドではないかと語りかけますが
ヴゥストリ隊のガイド不足が切羽詰まっている
状態だからでしょうか。
以前辺境伯領を訪れた時はレミがガイドに志願し
隊長のグンナルがレミの素質を認めて説得したらしいものの
どうやって説得したかまでは知りません。
ゲイルがフィンと出会ったことで
グンナルとレミついて想いを馳せる様子と
フィンと過ごす事で徐々に彼に惹かれ、執着する様が
描かれていました。
本編受視点のフィンからでは見えない
ゲイルの心の葛藤がなかなか楽しかったです。