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レトロな創作料理の店「古宅」の片隅で、黙々と文章を書き、折り紙を折る青年。彼は上階に住むBL小説家の劉歴で、かつては２冊のベストセラーを出したこともあった。
だがインスピレーションの源であった憧れの人・呉辛（ウー･シン）が海外留学してからは、小説が書けずスランプに陥っている。
『青い鳥』の作者の名を取り「莫里斯（モーリス）」というペンネームで活動しながら、自分の青い鳥は見つけ出せていない。
彼の親友・頼岱義（ライ･ダイイー）は相談を受けて恋愛の相手を探すように言うが、劉歴は勇気を出せずにいる。
かつて広告ディレクターをしていた「古宅」のオーナー・古勁は、何気ない日常から光るものを見つけ出すことにたけており、劉歴に人を観察するようアドバイスする。
親しくなるにつれ、古勁は自分を３作目の小説のモデルにするよう言い、劉歴にデートを体験させ、キスまで教える。
古勁は店に劉歴専用の席をキープし、特製の料理で彼の心をつかんでいく。周りの誰もが、２人が恋人同士になるだろうと思っていた。
だがある日、劉歴の憧れの人が戻ってきて彼に気持ちを伝えた…。
現実の献身は長年の幻想に打ち勝てるのか？幸せの象徴である青い鳥は、どこにいるのだろうか？