てんてん
migawari de kekkonshita jamamono no omega ha, toshishita mahoushi no alpha ni dekiaisareru
本品は『身代わりで結婚した邪魔者のオメガは・・・』の
コミコミ特典スタジオ特典小冊子です。
本編後、とある雪の日の出来事になります。
セシルがエドワードとの間にもうけた愛息リチャードは
先日3才の命名式を迎えました。
エドワードは明日から任地に旅だ立ちますが
少し前にエドワードに普段戦闘時に身に着けているマントに
刺繍をして欲しいと頼まれました。
貴族女性の嗜みの一つではあるものの
心得のないセシルはやんわりと不安な本心を伝えますが
エドワードの顔がわずかに悲しげに翳った事で
できるだけの努力をすると引き受けることになります。
その少し後に知り合いの魔法士の夫人と話をした際に
マントの内生地の伴侶による名前の刺繍は
御守りのような役目を果たすと信じられているらしい
と知る事になり・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにて息子が生まれた後のお話になります。
その後セシルは心得のある侍女に習って
別布に何度も刺繍を仕上げ、今朝ようやくマントに縫い付け
エドワードに差し出します。
それを見たリチャードも自分が魔法士になったら
マントに同じものをつけて欲しいと言われます。
セシルは喜びながらもその時に大切な人がいなかったら
と引き受けた事でエドワードや竜は大切な相手が
すぐわかるけれど相手にはすぐにはわからない
らしいという話の流れになって
セシルがエドワードに
「いつ俺を好きになってくれたんだ?」と訊かれる展開で
エドワードの今更な問いかけにちょっと笑ってしまいました。
セシルはそんなエドワードにも真摯に答えていて
本編でちらっと見えた子供達との未来へ向かって
エドワードの帰りを待つという幕引きでした。