てんてん
zankokuou no migawari to koi ni ochita katabutsushougun
本品は『残酷王の身代わりと恋に落ちた堅物将軍』の
コミコミ特典スタジオ特典小冊子です。
本編後、クロヴィスの休日のお話です。
クロヴィスは伴侶と2人暮らしをするために購入したのは
帝都の中でも治安のよい地区にある手頃な一軒家でした。
将軍であるクロヴィスは多忙で
ようやく休日をもぎ取ったところに
美貌の男がおしかけてきていました。
ギーはクロヴィスにお願いがあると切りだしますが
クロヴィスも低い声で「帰ってくれ」という
願いを口にします。
ギーがクロヴィスの許可が必要だと言う願いとは・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)12頁の
ボリュームにてギーがあるお願い事をする小話です。
ギーのお願いとは「アンリに触りたい」というもので
アンリは「どうぞ」と言いますが
クロヴィスの返事は「駄目です」なのですよ(笑)
ギーはアンリに言われた言葉で
他人に触られるのが嫌だったのは恋人の気配が
消えるような気がしていたためだと言い
アンリとクロヴィスはかける言葉がありません。
命丸ごともらったなら消えるはずがないなと
全部ギーのものなのだから忘れるはずがないなら
他人に触れてみたいと思ったようです。
ギーのお願いは
提案とはちょっと違う形になり成功するのですが
しんみりもさせずにギーはすかさず次のお願いをしていて
コミカルな幕引きとなっています。
過去は変えられなくても
見方を変え、意味を変えることはできるし
前を向いて歩いて行けると信じられる素敵なお話でした。