てんてん
tsuihousareta motomoujisama o hirottara natsukarete kekkonshite kazoku ni narimashita
本品は『追放された元王子様を拾ったら・・・』の
コミコミスタジオ特典小冊子になります。
結婚して3年後のお話です。
シャルルがリュシオンと結婚して3年が過ぎます。
この3年間で最も国を沸かせた出来事は
リュシオンの弟である王太子夫妻に第一子が誕生した事ですが
シャルル達は相変わらず国の隅っこで
のんびりと暮らしていました。
白山羊のブランシェカはすっかり大人山羊となり
リュシオンの紳士的教育を受けた彼は
とても賢く、空気の読める自慢の息子に育ちますが
まだ春は遠い模様です。
今朝は朝食ようにキッシュをつくろうとしたところ
卵が切れていてリュシオンが買い出しに行ってくれたのですが
帰ってきた彼はけたたましい鳴き声と一緒で・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)12頁にて
2人に家族が増える小話になります。
リュシオンの腕には卵の入った籠とともに
2羽のニワトリが抱かれていたのです。
なんでもその2羽は
気が強すぎて他の雌鶏を苛めまくっているらしく
卵を買いに来たリュシオンのブーツをつつきまくって
リュシオンに求愛する姿を見た養鶏場のおじさんに
「卵を買いに行かなくて済むぞ」と
押し付けられたようなのですよ(笑)
リュシオンは小屋をつくるまでは
プランにしばらく同居してもらおうと考えるのですが
そこからドタバタ劇が始まっるのですが
鶏達の求愛に困り顔のリュシオンと揶揄うシャルル、
リュシオンを挟んでシャルルを攻撃する鶏達
シャルルを守って立ちはだかるブラン等々
やり取りがすっごく楽しいかったです。