てんてん
konya dake ikinobitai
本品は『今夜だけ生きのびたい』のコミコミ特典小冊子です。
本編幕間、ある事で悩むアーベルのお話になります。
秋の初めのアルディン殿下の結婚式を控え
回路魔術師団は回路を調整する毎日を送っています。
師補となったアーデンは結婚式が終われば
クレーレと大陸に行くことになっていますが
日々の生活はーには大きな変化はありません。
今もとうの階段室でティラーやルベーグとつるんでいますが
この数日は雨続きで屋外での作業が中止になり
かなりうんざりしていました。
そこで組み立て式の遊戯盤で対戦を始めるのですが
負けた者が"どんな質問にも答える"という賭けをして
負けたアーベルはクレーレとの馴初めを
根掘り葉掘りされてしまいます。
しかし話の流れでクレーレの誕生日が
夏の最初の市がたつ7日後だということを知ります。
だからと言って何かする意識の無かったアーデルですが
翌日もティラーにクレーレへの贈り物を聞かれ
王都では交際相手の誕生日を祝うのは当たり前と言われ・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)16頁2段組の
大ボリュームにてクレーレの誕生日に絡む小話です。
庶民は花束と小さな飾り物や小間物を渡すし
貴族なら肖像画を描かせたり、宝飾品を贈ったりと
手が込んだすることをするらしいのです。
とりあえずはクレーレの誕生日に
夜市に行く約束を取り付けたものの
贈り物はまだ日があると先延ばしにしたアーベでしたが
気が付くとその日になっていて
朝から市に行ってみたものの花屋は女性客が一杯で
気遅れしてしまいます。
夜に待ち合わせて一に行った2人利デート風景や
クレーレに贈ったアーベルらしいプレゼントも
とても素敵で楽しく読ませて頂きました。